新着情報

第3回東京神田神保町映画祭 <2日目>授賞式レポート

更新日:

第3回東京神田神保町映画祭 全プログラムが盛況のもと終了いたしました!

ご来場の皆様、応援してくださった皆様、
誠にありがとうございます。


2日目は、1入賞作品の栄誉を讃えるべく、江戸総鎮守「神田明神」(正式名称:神田神社)にて授賞式と受賞作品の上映を実施いたしました。1300年近くの歴史をもつ神田明神は、「江戸総鎮守」として将軍様から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護された明神様です。今も、江戸と東京の生活や文化が凝縮された神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神様として、多くの人に慕い敬われています。

開場前には映画祭関係者、ノミネート作品の関係者による公式参拝を実施。授賞式ならびに上映の前後には、受賞作品の関係者や審査員も続々登壇しました。本レポートでは、そのコメントの一部をご紹介いたします。

 

第3回東京神田神保町映画祭2日目も、白石 春美 実行委員長による開会の辞でスタート。小さな手作りの映画祭から、皆様のお力添えで第3回を迎えることができたという感謝の気持ちが伝えられました。

また、第3回東京神田神保町映画祭テーマ曲【ねがい】のプロモーション映像を制作した、澤口明弘監督も登壇。手弁当で協力し合いながら作ったというPVの制作では、「神保町らしい場所を探すので苦労した」というお話を聞かせてくださいました。

首都圏映画サークル連合の協力により実現した「映画製作に携わる現役大学生の若者視点を活かした審査会」こと学生審査会。

 

その学生審査会が選出した『学生審査会賞』は、「春みたいだ」 シガヤダイスケ監督に贈られました。

会場に駆けつけた主演の古矢航之介さんは「この作品は大学の卒業制作で撮ったもので、それを学生の方に評価していただけたというのはすごく嬉しいです」とコメント。

一方、審査会を代表してプレゼンターを務めた吉田早陽さんは、選出にあたっての3つのポイントを挙げてくださいました。

「主な舞台設定が『お互いの家』と身近なものでありながら、それぞれ意味を持ったものになっている」こと、「演技や脚本が融合して、主役3人が全員血の通ったキャラクターになっており、熱い想いを感じ取ることができた」こと、そして「視点の設定が絶妙」であること。これは「1人の視点だと話は作りやすいし、本作のようにいろいろな視点があると話が散漫になりがちだけれども、そういったことが全くなかった。登場人物全員に対して、客観的だけれども優しい視点が感じられた」ということなのだとか。

 

そして、映画祭1日目の観客投票をもとに決定された『まちのひと審査会賞』、

まず準グランプリは「嘘をついて」 三ツ橋勇二監督に贈られました。

当日、撮影の予定があったという監督は「雨が降ったおかげで撮影がなくなり、授賞式に参加できました」と、引きの強さ!?を発揮。

脚本の米内山陽子さん、主演の中村貴子さん、高橋恭子さんも登壇し、「たくさんの方に見ていただけてとても幸せです」とそれぞれにうれしさをにじませていました。

 

また、『まちのひと審査会賞』グランプリは「ぶきっちょ」 遠藤健一監督に贈られました。

山田賢司プロデューサーは「一人でも多くの方に観てほしかったのでとてもうれしい」とコメント。映画祭1日目、2日目両方での上映となったことも、より多くの人に届くきっかけとなったのではないでしょうか。

 

さて、映像文化に造詣の深い有識者で構成された審査会こと「特別審査会」。

この特別審査会が選出した『特別審査会賞』は「嘘をついて」 三ツ橋勇二監督に贈られました。

『まちのひと審査会賞 準グランプリ』とのダブル受賞、そしてプレゼンターは第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した「淵に立つ」の深田 晃司監督ということで、会場もひときわ盛り上がります。

二度目の登壇ということで、話題は受賞の喜びから、登壇した皆さんの「嘘」に関するものに。脚本の米内山さんが本作について「脚本自体が嘘の塊なので、そのなかでどれだけ本当のことを言えるのかな、と」とお話しになったのが印象的でした。

最後に特別審査員の中から、美術家のマンタムさん、そして深田監督にそれぞれ総評をいただきました。

マンタムさんは「自分のなかで意識していたのが、普通に商業映画として撮ることができるものではなくて、できるだけ新しい可能性や方向性を持った何かであること。一次審査で20本選び出された作品は、そういうものがどこか形になっていた。こういった作品を観られることは楽しく嬉しい」とコメント。

 

深田監督は「(一次審査通過作品を)20本観るのは面白かったです」とまずひとこと。今回は各審査員が10点満点で審査したため、総合点の高い作品が選ばれていることも説明してくださいました。また「自分の経験も踏まえて言うと、こういった映画祭で評価されたら、ぜひ次の作品を作るためにはどうすればいいかということも意識してほしい。資金集めも映画では大事。映画は1人でできるものではなくて、どうしてもお金がかかる表現なので。自分のやりたいこと、撮りたい映画を撮るために、ちゃんとお金のことも考えないといけないと思っています」と課題を投げかけました。

 

1日目、2日目と盛りだくさんだった東京神田神保町映画祭を締めたのは、渡邉聡副実行委員長による閉会の辞です。

まずは、毎年審査方法も変わるこの映画祭で、今年は特に学生審査会が加わったこともあって、バランスのいい感じで選出できたのではないかというお話が。

 

そして「ボランティアで運営している映画祭だけに、変化することは大変だけれども、その変化を恐れずに、来年もどうなっていくかわからないけれども楽しみにしていたい」と、次回への期待を込めた一言と、ご当地の手締めである「神田一本締め」で、2日間、3週間にわたった映画祭はフィナーレを迎えたのです。

 

こうして大団円を迎えた第3回東京神田神保町映画祭。

関係者のみなさま、応援してくださったみなさまに改めて深くお礼申し上げます。

今後とも神保町映画祭を応援していただけますよう、よろしくお願いいたします。

そして次回も、神田と映画を愛するみなさまのご来場をお待ちしています!

 

-新着情報

Copyright© 神保町映画祭 公式ウェブサイト , 2018 AllRights Reserved.