【大盛況】11月6日(日)開催!秋の神保町映画祭レポート

いつも東京神田神保町映画祭を応援頂き誠にありがとうございます。去る11月6日、日曜日の秋晴れの昼下がりに、千代田区後援「秋の神保町映画祭」が開催されました。3年ぶりの秋まつり上映とあって、実行委員長はじめ、メンバーの気合も充分。第10回神田カレーグランプリ王者決定戦との同日開催のため、小川広場ステージをお借りして上映会をPRしました。

スクリーンの中から飛び出したような4人の本格派コスプレーヤー、ジョーカー、バットマン、レザーフェイス、ブラックパンサー(!?)たちが応援に登壇。(画像左)続いて登場した、現代忍者パフォーマンスチーム「東京月光」(画像右)のメンバーたちも、迫力のアクションパフォーマンスを披露。お客さんたちは食い入るように見つめていました。

上映会の会場は前回同様、100年以上もの歴史があるコトブキシーティング株式会社のシネマルーム。劇場で使用される椅子に座れるショールームでの上映なので、訪れたお客様たちはワクワクしている様子。ゴージャスなリクライニング式の椅子や、見覚えのある劇場用の椅子に座れるのですからより作品の感動を味わえます。

コトブキシーティングの方から、「映画館の椅子の変化」「椅子の構造」についての説明がありました。「現在の椅子は3層構造が主流になっているから、長時間の鑑賞でも疲れないんです」とのこと。とても面白くて勉強になりました。

目次

秋の神保町映画祭上映作品

1作目: 高橋秀綱監督『秋の午後』
2作目: 澤口明宏監督『ここから』
3作目: キノシタケイタ監督『聖天町仇斬堂』
4作目: キノシタケイタ監督『忍衆羅刹-禁忌巻物争奪戦の段-』

高橋秀綱監督作『秋の午後』は、第一回神保町映画祭でグランプリを受賞したことで、神保町映画祭からのオファーにより制作が実現。 神保町の魅力ある景観をロケ地にした短編映画です。

タイトルの由来は、 小津安二郎監督の『秋刀魚の味』の英語タイトル『An Autumn Afternoon』を、さらに日本語にしたとのこと。神保町映画祭の掲げる「神保町から世界へ」というコンセプト通りの作品になっていました。

上映後、高橋秀綱監督から「神保町映画祭の作品募集テーマが『あいことば』で、 登場人物ふたりの『愛』の言葉が『秋刀魚の味』です」と挨拶がありました。

高橋秀綱監督『秋の午後』

「秋刀魚の味」の勘違いから膨らんでいくふたりの未来。短い尺の中に、古き良き時代の神田の下町、秋の季節と生活が伝わる映画です。古書店主を務めた笠兼三さんは、小津安二郎監督の遺作となった『秋刀魚の味』主演の笠智衆さんのお孫さん。映画のなかだけではなく、制作をとおして人と人との繋がりや縁を感じられました。

澤口明宏監督『ここから』

続いての上映は、ドイツハンブルク日本映画祭でも上映された、澤口明宏監督作『ここから』。
神田明神の境内をメインに展開されるブラックコメディです。澤口明宏監督も挨拶に駆けつけてくれました。主演の柴田千紘さんは神保町映画祭に何度か登壇してますが、今回は海外にいるため欠席。「上映を楽しんでください」とのメッセージが届きました。

後半の上映は、『聖天町仇斬堂』『忍衆羅刹-禁忌巻物争奪戦の段-』の2作品。

キノシタケイタ監督『聖天町仇斬堂』
キノシタケイタ監督『忍衆羅刹-禁忌巻物争奪戦の段-』

両作で監督を務めたキノシタシタケイタ氏は、自身もアクション俳優として「るろうに剣心最終章」や数々のメジャー作品で活躍中。 舞台でのアクションコーディネート、演出業なども手がけているとあって、目にも止まらぬ華麗なアクションがカッコいい!! 軽快な音楽と相まって心拍数のあがる作品でした。

上映後の挨拶では、PRステージでアクションを披露した「東京月光」の面々が登壇。今後は神保町映画祭とのコラボで、神田の街に頻繁に出没予定とのこと。今後の展開をお楽しみに!

沢山の方にご来場頂き、誠にありがとうございました。
今後とも東京神田神保町映画祭をよろしくお願いいたします。

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