TKFFC2021サイファイ部門賞ノミネート作品審査発表!

今年度、東京神田ファンタスティックフィルムコンペティション(TKFFC2021) サイファイ部門賞ノミネートを発表します。各作品には今回審査してくださった審査員からのコメントが届いております。是非ご覧ください!
グランプリ発表は2月〜3月上旬予定です。

ノミネート20作品タイトル(順不同)

各ノミネート作品紹介

『イレブン・グリード』 76分 監督:副島新五

主演:西分綾香、柄谷吾史、中川浩三、上杉逸平

コカインの取引現場は緊張感が高まっていた。沖縄から来た密輸業者が突然の値上げを要求し、仲介したコーディネイターへの疑念をぶちまける。だが、再起をかけた弱小ヤクザ組織は、かき集めたギリギリの金額しか出せない。“そもそも約束が違う!”と揉める双方から解決策を求められるコーディネイター。元々リスキーな取引と予想してボディガードを連れて来てはいたが、土壇場にきて状況はさらに悪化。その様子を隠れて監視する汚職警官たち。闇取引の情報を掴み、その現場を襲撃して金を奪うつもりなのだ。やがて高まった緊張感が溢れ出し、ダムが決壊するように生き残りを賭けた銃撃戦が幕を開ける……。

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◆オリバー・ゲオルグ審査員からの推薦コメント◆ 北村龍平監督の『LOVEDEATH─ラブデス─』が思い浮かぶ、とても刺激的で、テンポが速い撮影スタイルが好きです。才能がたくさんある監督で、次の作品を期待したい。

『Dark Blue Forest』 48分34秒 監督:中平泰之

主演:未来、鈴木秀美、夏目真帆、まどか

謎の感染症で封鎖された山村を訪れたミトは、感染源の少女をめぐり次第に狂暴化する人々に遭遇し、失くした記憶を取り戻していく。

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◆オリバー・ゲオルグ審査員からの推薦コメント◆すごくカッコよく、素晴らしい映像があり、雰囲気がある良作である。監督は風景を選ぶセンスがいい。

『忘却の理由』 27分10秒 監督:宮原悠

主演:大熊花名実、真柴幸平、長宏人

森の中を逃げ惑うも大男に捕まり地下の餌部屋にて目を覚ました女。餌部屋では食用の人間達が大男によって飼われており、女にも無理矢理人肉入り餌を食わそうとするのだが..

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◆オリバー・ゲオルグ審査員からの推薦コメント◆グロテスクで、狂っていて、パンクの作品である。荒っぽい作風と音楽が好きだ。

『オホーツク・オブ・ザ・リビングデッド』 30分 監督:ショーンクロサワ

キャスト:KAZUNE、MERICA、石村二郎

純愛自主映画を作ろうと網走に来た監督と役者が狂った女子に憑りつかれてみんな狂って、レイプしようとしたり殺したりする。

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◆オリバー・ゲオルグ審査員からの推薦コメント◆土肥良成の血みどろの特殊効果! ハンドメイドの高質のVFXがあり、とても面白い。

『全身犯罪者』 20分16秒 監督:松野 友喜人

主演:松野 友喜人

残忍な連続殺人事件が発生する。捜査に行き詰まった事件の担当刑事は、中華料理屋の店主が裏稼業として営むタイムマシン施設を利用し、時空を超え日本の著名な凶悪犯罪者たちに接触。犯人逮捕に協力を求める。三億円事件の実行犯、新興宗教団体の教祖、人喰い殺人鬼、昭和の大量殺人鬼、大量毒殺犯ら犯罪者5人は、刑事に対して事件への見解と捜査への協力条件を提示する。事件解決の為刑事は犯罪者たちを現代に引き連れる。会議室に一堂に会し、会議を行う犯罪者一同。そんな中、女子高生が事件の犯人から襲撃を受ける。刑事と犯罪者たちは現行犯逮捕に向かい、犯人と対峙する。

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◆オリバー・ゲオルグ審査員からの推薦コメント◆ピーター・ジャクソン監督も初期にこのようなグロテスクで、荒っぽい映画を作っていた。低予算でも面白くて、効果的である。日本映画は確かに驚くべきものだ。

『A.I. generator』 12分 監督:渡部彩子

主演:八ヶ代 真理亜、金子 鈴幸

2030年、東京。A.I.ロボットが人間をサポートする時代。煩わしい人間関係、やりとりから遠ざかり、面倒な事が淘汰されていく中で新しい問題に直面する。そんな日常にA.I.が浸透した近未来を描くSF 短編映画。

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◆河野 洋審査員からの推薦コメント◆近未来社会のSF物語。現実的に起こりうる現代ドラマのようで、こういう世界は確実にやってくるだろうと思わせる作品だったが、もう少しAIジェネレーションならではのキャラクターが演出されていたら、さらにリアリティが増したと思う。
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